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温水プール②

「次の客待ってような~。おデブの勃起くん」
彼らは外でお客さんを待ちながらぼくに向かって笑った。
少しすると、今度は三人くらいの子どもが入ってきた。
一人は幼稚園くらいでまだ幼い。もう一人は小学生中学年、最後が高学年と、兄弟のように見える。
「しめた!」と一人が笑って彼らを呼びに行く。
そして三人を連れてくると、「いいもん見せてやる」と微笑んだ。
小学生らは年上におびえながらもコクンと頷いた。ぼくはゴクッと唾を飲み込む。
「ほら、出てこいよ。ミニチン」
一人がそう言って、ぼくをプールから上げる。丸裸のぼくに、小学生たちは目を丸くして始めは何も言えないようだった。
「うわぁ」
とだけ声を上げる。幸運にもぼくのあそこはたっていなかったが、それが小さいとからかわれることになる。
「ちいさっ」と遠慮なく中学年の子は笑う。
「もっと笑ってやれ」と、いじめっ子。
「パンツは?」
小学生の高学年の子が尋ねてきた。
「…忘れた」正直に言うと全員が爆笑した。
「マジで!?」
「なしで入るか?普通」
「幼稚園児みてーだな」
口々に言われまたぼくは赤らむ。
小学生の前でプランと何か股から垂らした状態でいるのだ。情けなくて仕様がない。
「うちの弟でも履いてるよ」
兄が幼稚園児の弟を指差す。クスクス笑いながらぼくのアソコを指差している。
「ぼく赤ちゃんじゃないもん」
「きゃはは。そうだよなぁ」
「じゃあ、こいつ赤ちゃん以下?」
「えー俺こんなでぶい赤ん坊いらねー」
お腹と胸を摘んだりもんだりしてきて、笑われる。
「じゃあ、ぼくのパンツあげるよ」
幼稚園児がぼくが嫌がってるのを素直に感じたのだろうか、自らパンツを脱ぎ出した。
全員があっけにとられていると、少年も全裸になりぼくに小さなパンツを渡す。
「はい」
「う…あ…ありが…と…」
その光景はなんとも奇怪な物だったろう。今まで見た事のないシーンに全員が手を叩いてはしゃいだ。
「恥ずかしい!幼稚園児にパンツもらうなよ」
「この子優しい!」
「ってか。見ろよみんな。ちょっときみー立ってみて。このお兄ちゃんの隣」
いじめっ子がぼくの隣にフリチンの園児を立たす。
ぼくはもちろん素っ裸で少年から借りた水着だけ手に持ってる。彼もノーパン状態だ。
そして二つ並ぶ小さい物が…。

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温水プール

ぼくは家から少し離れた温水プールに家族と来ていた。
お兄ちゃんとお姉ちゃんとぼくとお母さん。珍しくお兄ちゃんの提案だ。
「ほら、いくよ」
車を降りてお母さんがぼくを呼ぶ。広々とした館内はエアコンが効いてて涼しい。
「4人で」
大学生のお兄ちゃんチケットを買って、ぼくはお母さんとお姉ちゃんと別れて更衣室に進むことに。
しかし、そこで問題発生。
「あーーー!!!!」
プールの用意をまさぐって悲鳴をあげるぼく。
なんと水泳バッグの中に入れたと思ったはずのパンツが入っていないのだ。
「そんなぁ」
ぼくはお兄ちゃんを見る。とっくに状況を理解しているお兄ちゃんもあきれた表情でぼくの泣きそうな顔を見つめる。
「お前は・・・本当にぼーっとしてんな。どうすんだ?」
「取りに行く」
「馬鹿。往復で1時間もかかるんだぞ」
「売ってないの?」
「高いだろ。こういうところで買う水着は。プール代、誰が出したと思ってるんだよ?」
ケチ、と呟いた。
「お前が忘れるから悪いんだろ」
お兄ちゃんはぼくのまん丸のお尻を平手で叩く。
ぴしゃりといい音がする。慌ててぼくは前とお尻をタオルで隠した。
「やめてよ」
「しゃーねーな。そのまま泳げ。さっき、見たけど今日誰もいなかったから大丈夫だ」
「や、やだよ!子どもじゃないし」
「子どもだろ」
「恥ずかしいじゃん」
「ばーか。そんなまん丸の体型してるから恥ずかしいんだよ。普段から言ってるだろ?痩せろってさ」
お兄ちゃんが今度はぼくのお腹をつかもうとする。
とっさにタオルが落ちて、お兄ちゃんは楽しそうに笑った。
「恥ずかしがることないって。お前まだ、小学生だろ?」
「中学生だよ!」
今年で中学生になったばかりのぼくは必死になって言い返す。
「ん?そうだっけ?」
「なんで忘れるのさ」
ぼくは文句を言いながらまたタオルを腰に巻こうとすると、今度はタオルを取り上げられた。
「ここはまだ小学生だろ?」
まだ毛の生えていないつるつるのぼくの股間を指さしてお兄ちゃんはそう言った。
「もおおおー!返してよー」
「ばーか。タオル巻きながらどうやって泳ぐんだよ」
結局お兄ちゃんはタオルごとさっさとロッカーにしまって鍵をかけてしまった。
フリチンのままぼくは途方に暮れる。
「ほら、何やってんだ。早く行くぞ」
それでも、お兄ちゃんは全く気にしていないようで、全裸のぼくを引っ張ってプールへと連れて行った。
「さいてーー」
お姉ちゃんはプールでフリチンのぼくを冷ややかな目で見つめた。
「買ってあげなさいよ。パンツくらい」
お母さんも帽子を被って下半身裸のぼくを哀れんだ様子で見つめた。
「やだよ。こいつのサイズのパンツたけーんだぜ?二千円!」
「そうなの?」
値段を言われ、お母さんは「なら仕方ないわ」とプールにさっさと入っていった。
「ほら、行くぞ。ちんちん」
「ちんちんって言わないでよ!」
ぼくは顔を赤くしてお兄ちゃんを追いかけた。
最初は恥ずかしがっていたぼくだが、案外プールの中に入ってしまえば気にならなかった。
いろんなプールがあり、ぼくは出る時はダッシュして他のプールに飛び込む。
お兄ちゃんととお母さんがその度に大笑いする。真面目なお姉ちゃんは相変わらず、冷たい目でぼくを見つめている。
そして、それから家族で数時間泳ぎ、昼過ぎになった。
お姉ちゃんはが「お腹すいた」とお母さんに告げて、みんなでお昼を食べに行くことになる。
「えーー。まだお腹すいてないよ。それにまだ全然泳いでないし!」
まだ泳ぎ足らないぼくは一人でぶつぶつ文句を言う。
「もう、二時間も泳いだじゃない」お姉ちゃんが悲鳴に近いくらいの大声でぼくを避難する。
「もう、無理よ、私は。お腹すいたんだから。一分も泳がない」
「お姉ちゃん、太るよ」
ぼくがからかうと血相を変えて追いかけられた。ぼくはプールへと飛び込む。
「じゃあ、あたしらだけで食べにいきましょ。またあの子ここに迎えにこればいいし」
「迎えに来なくてもいいわよ。あのデブなんて」と、お姉ちゃんはまだ怒っている。
お兄ちゃんはぼくにロッカーの鍵だけを渡すと、そのまま行ってしまった。
数分後、お兄ちゃんパンツだけでも借りればよかったと後悔したが遅かった。

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